だるまのまゆげ

スペルミスには気をつけたい

「ヒトは『いじめ』をやめられない」を読んで

今日は中野信子さんの「ヒトは『いじめ』をやめられない」(小学館新書)についてです。

 

中野さんの主張の大事なところだけを要約するなら「様々な学問からヒトという生物は他人を排除しようとする行為をしたがる、だからそれを前提にいじめを起こさないための対策を立てよう」というものだと思われます(僕の解釈です)。この本は前半部で脳科学的にみたいじめについて特に詳しく解説し、後半部でそれに基づく対策の提案をしています。詳しいことは実際に手にとって確認してほしいのですが、この本について感じたことを書きます。

 

中野さんが学校におけるいじめ対策の一つとして挙げる、人間がいじめをするための機能が本能的に脳に備わっているといった人間の特性を学校で教えるという、学校を人間についても学ぶ場にしようという場案には大賛成です。自分が小学生の時は、いじめはいけないと大人は言っているのにじゃあなぜ大人の職場でもいじめが起きるのか、大人だって子供のことを非難できないじゃないかと気になっていました。子供も大人も関係なく状況次第で誰でもいじめの加害者になりうることを伝えることが大事なのではないかと自分は考えました。

 

今日はこのへんで。